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なるほど!漢方講座 【 20 】 体を冷やす食品 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 栄養素とは違う 食品の分類として 五味 = 酸、辛、甘、苦、鹹 を、前回までに紹介しましたが もう一つ、「五性」の分類もあります。 五性 = 寒、涼、平、温、熱 字を見ただけでも、その意味するものはわかりますよね。 寒性の食品は、涼性の食品よりも冷やす働きが強く 熱性の食品は、温性の食品よりも、さらに温める働きが強いものです。 そうして、平性というのは、どちらにも偏らない性質を持っています。 ■寒涼性食品 寒涼性のものは、体を冷やします。 熱性の病気の時には、寒涼性の薬を使うように 食べ物も、寒涼性のものを選ぶことで、薬の効果を高めます。 また、薬を飲むほどではなくても 体が熱く感じたり、のぼせがあってイライラする時や 夏の暑気払いにも効果的です。 きゅうり、トマト、なす、すいか、みょうがなどの夏野菜の他 ほうれん草、大根、豆腐、こんにゃく、柿も、この性質を持ちます。 温熱性のものが多い肉類の中では 沖縄料理によく使われる豚肉は、涼性の食品です。 飲み物では、緑茶も、体に涼しい風を送ってくれますが コーヒーは、体を冷やす性質がもっと強いです。 ただ・・・ ここ最近の 日本の夏の暮らしを見てみると エアコンの効かせ過ぎや 冷蔵庫でギンギンに冷やした飲食物の過食など 真夏でも、体の内外からの冷えの方が問題になりつつあります。 冷房や冷たいものは、一時的には心地良いものですが 体の陽気をそこなってしまうと、回復力は弱くなってしまいます。 冷やし過ぎには ご注意くださいね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 人気ブログランキング に登録しています。 いつも応援 ありがとうございます m(_ _)m 広島ブログ ←コチラにも参加しています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★「なるほど!漢方講座」 定期購読のお申し込みは、こちらからお願いします★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
by kanpoaroma
| 2007-07-06 17:16
| 漢方
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