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なるほど!漢方講座 【 29 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ なんと、半年振りの発信です。 ご無沙汰している間 私的には充実した半年でした。 まず、化粧品製造販売業の許可を取り 前年、福山ばら祭りでルームコロンとして販売した「福山の薔薇」を 芳香化粧品(香水)として変身させ、とてもご好評をいただいたこと。 また、更なるステップアップを目指して、準備を進めていること。 まだまだ気忙しい日々が続きそうですが こちらのメールマガジンも、スローペースながら 続けてゆきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 半夏 はんげ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 半夏とは、夏の半ばに花が咲くことから、この名前を持つ生薬です。 また この生薬に由来する暦日に、「半夏生 はんげしょう」 というのがあって 夏至から数えて11日目とされ、今年は、昨日 7月1日がその日 半夏が生じる時期なのです。 さて、夏半ば と言うか・・・ 現在は、梅雨の真っ只中 「湿」 のはびこる季節ですね。 もちろん、日本では、夏真っ盛りでも 暑さと共に、湿に対する配慮が大切です。 五臓の中で、一番 「湿邪」 に弱いのは、何だと思いますか? 『肝』 『心』 『脾』 『肺』 『腎』 のうち 実は、『脾 ひ』 = 消化器 が、一番 湿邪を嫌うのです。 この時季が、一番 食欲減退するという実感を持つ人も多いでしょう。 そんな時に、半夏は大いに役立ってくれます。 夏の半ばに開花し、その時期に採取される半夏 サトイモ科の多年草 カラスビシャクの球茎です。 湿を乾かす半夏の作用は 胃に働けば、健胃作用。肺に働けば、去痰作用。 また、上逆した気の向きを下降させる性質も併せ持つので 吐き気止めや鎮咳作用として、働いてくれるのです。 以下の漢方薬のお世話になった人はいませんか? ★六君子湯(りっくんしとう) 胃腸虚弱、消化不良、食欲不振、倦怠感 ★小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう) つわり、乗り物酔い ★小青竜湯(しょうせいりゅうとう) 鼻水タラ~ッの花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息 どれも、半夏が良い働きをしてくれてます。 昨日の「半夏生」にちなんで、珍しく生薬の話をしてしまいました。 ← 半夏 はんげ ちょっと見 美味しそうかな? と、うっかり味見したら、ひどい目にあいます。 そのお話も、いつか機会があったら (^m^*) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 人気ブログランキング 広島ブログ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★「なるほど!漢方講座」 定期購読のお申し込みは、こちらからお願いします★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
by kanpoaroma
| 2008-07-02 17:54
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