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精油のふるさとを訪ねて

シンポジウム最初の講演は 「精油のふるさとを訪ねて」
  山本香料(株)社長 山本 芳邦氏

この講演のタイトルの意味するものは
先日のブログにも紹介した DVD「精油物語」そのものですね。
DVDには、表し切れなかったことの幾つかを聞くことができました。

例えば、柑橘系の精油
抽出法の多様さに驚いたものですが

近代的な設備で行われるものでも
まず果皮の精油を取り出してから ジュースを圧搾するものや
精油もジュースも一緒に搾り取り、その後 分離するものなど

どの機械を使用するかによって、精油の質が大きく変わってくること。

例えば、精油物語Vol.3で紹介された 乳香
産地のエチオピアですが、育っている場所が政治的に不安定な場所であり
供給が難しい精油になりつつあるそうです。


シリーズ最後となる 「精油物語Vol.4」
そ の取材はすでに始まっているそうですが
精油作りに携わっている農家は、零細企業が多く
気候的にも不安定で、いつ無くなってしまうかもしれないため

原始的な方法も含めて、DVDに記録として残しておくことが必要で
歴史的にも有意義なことなのです。


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山本先生のお話を聞くのは、これでたぶん2度目です。

1度目は、2006年2月 京都薬科大学で催された
アロマファーマコロジーシンポジウムでの 「香り探索の旅」

芳香植物のこれからの産地として期待される
インドについてのお話がメインでした。

昔からスパイスを求めてやって来た商人達が出会う東洋の町。
エキゾチックな香の町。古い交易都市「コーチン」
インドへ行くなら、このコーチンがお勧めだそうで
いつかツアーも計画するとかしないとか?

そのうち AEAJを通じて、そのようなツアーの募集があるかも知れないと
密かに期待しつつ 叶えられぬまま現在にいたっています。。。
by kanpoaroma | 2008-04-15 22:26 | アロマテラピー
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