小児病棟

広島ブログのマリリンさんの記事に 「院内学級」 の言葉を見つけて
数年前に観たテレビ番組が、蘇ってきました。

とても感動的な内容で、いっぱい涙を流しました。
直後に書き留めていたものを、紹介させていただきますね。
(長くなりますが。。。)



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NHKスペシャル 
『小さな勇士たち ~小児病棟 ふれあい日記~』



聖路加病院の小児病棟の患者は、その殆どが癌患者である。
現在 種類によっては治療の可能なものもあるが、難しい場合も多い。

小児病棟では、病気の治療もさることながら、
成長期の子ども達の人間的な交わり・環境を重視している。
医師・看護師達と、そうして患者である子ども達同士の触れ合いも大切にしている。


同室の子ども達とのおしゃべりの得意な素平くん(5才)は、
脳神経に腫瘍が出来て視力を失った。

素平くんの部屋に、同じ年の司くんが入院してきた。
司くんは、スキーをして骨折をしアキレス腱も傷めたので、治療が長引いた。

最初は注射を嫌がって泣いていた司くんだが、
注射にも点滴にも耐えている素平くんの姿を見て、泣かなくなった。
そして目の見えない素平くんに合わせた遊びをする。

『動物当てクイズ』
「ワンワンッ?」 「いぬ!」 「ピンポ~ン♪」
「カアカア?」 「からす!」 「ピンポ~ン♪」

素平くんが抗癌剤の影響で白血球が少なくなった時も、
安全性を重視するなら個室に移すことも考えられるが、
透明なビニールでベッドのまわりを覆い、
友達のいる部屋でそのまま治療を続けることが選択された。


やがて
主治医は素平くんの両親をよんで提案をする。
「これ以上辛い治療を続けるよりも
素平くんの行ってみたい所へ連れて行ってあげたり
楽しい思い出を作ってあげることを考えてみては?」 

母親は答える。
「素平にとっては、特別の楽しい事というよりも
友達のいるこの場所が好きなんです。
そして、良くなって小学校へ入学したいと思って治療を受けているんです。」

素平くんの治療は、そのまま続けられた。


薬はゆるいものに変更されたけれど、それでも副作用でしんどくなる時もある。
司くんは、そんな素平くんを気づかう。
「ボク、夜は寝ないで起きててあげるの。
素平くん ゲボ吐いたら誰もいなくて大変だから、夜起きててあげるの。」

素平くんの癌は喉にも転移し、大きい声が出せなくなった。
歩けない司くんは、車椅子に乗せてもらって
素平くんのベッドサイドに行き、一緒に絵本を読んでもらう。

「素平くん、こういうのとああいうのと(内容を説明して)、どっちの絵本がいい?」 
「司くんの選んでくれるのでいいよ。」
「じゃぁ、こっちにしよう。」


回復に向かう司くんが、外泊をした夜
素平くんは、眠ったまま天国に旅立った。

病院に戻った司くんの目の前から、素平くんはいなくなった。
司くんの母親は、迷いながらもそのことを伝える。
「素平くん お星さまになったの。」 

素平くんに逢いたがる司くんに
主治医は説明する。
「素平くんはもう死んで逢えないけど
司くんと楽しく過ごして、いっぱい楽しい思い出を作れたんだよ。」

素平くんのベッドの置いてあった窓に
可愛らしいシールが貼ってあるのを見つけた司くん。
「素平くんがいなくなったから、代わりにシールを置いていってくれたんだ。」
「掃除のおばさんに、大切な物だからはがさないように頼んだの。」


退院し 
やがて 小学校へ入学した司くんを、番組のスタッフが訪ねた。
司くんは、素平くんと一緒に写った写真を大切にしていた。

「素平くんのために、夜寝ないで起きててあげてるって言ったの覚えてる?」
と スタッフが尋ねると
首をかしげる司くん。 
「素平くんとは、楽しいことしか覚えてない。」

         ・・・・・・・・・・



まだ5才の彼らが、お互いをいたわっている姿に胸を打たれるし
司くんが、楽しいことしか覚えてないと言う言葉が、とても嬉しかった。
本当に病室での二人は楽しそうだった。

見えない素平くんに、司くんが目の前で起こっていることを説明してあげたり
時には、先生の噂話に声を立てて笑いあったり。。。

         ・・・・・・・・・・


私の拙い文章で、「小児病棟」の様子が伝わったでしょうか?



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by kanpoaroma | 2007-05-29 16:56 | 映画・TV
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