肝にリンクするもの

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               なるほど!漢方講座 【 15 】 

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先週のメルマガ
このコーナーで、漢方のアロマテラピー効果についてお話しました。

生薬も、「気」をめぐらす働きを持つものは、芳香性のものが多いということを
お伝えしましたが

その前日 NHK教育の「知るを楽しむ - 歴史に学ぶ」でも
同じようなことが語られていたことを、jasmineさんのブログで知りました。

お話しされたのは、北里研究所教授の 小曽戸 洋先生
そのタイトルが 『漢方なるほど物語』・・・(タイトルまでそっくり!)

小曽戸先生が、私のメルマガのタイトルを真似されたわけではないでしょうが(笑)
でも、こんな偶然が嬉しいじゃありませんか (*^-^*)

では、今日も最後まで、おつきあいください。

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                肝にリンクするもの

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このメルマガの創刊号 「漢方に心惹かれた理由」 にも書きましたが
現代医学が、人間の体をどんどん小さく分割していって
治療もピンポイント攻撃になってゆくのに対して

漢方は、全ての臓器が別々に働くのではなく
お互いに影響を与えながら働くという 「一体観」 が一つの特徴です。


これは、五臓の間、六腑の間にも一定の関係があるというだけでなく
五臓と六腑の間にも、またその他の体の各器官とも、
特別に密接な関係が存在するということなのです。


このことを、春の臓 「肝」 について見てゆくと


肝に対応する腑は、「胆」。
共同して疏泄を司る働きを担当し、胆汁の分泌・排泄で消化を助けてもいます。

その密接さから生まれた表現が 「肝胆 相照らす」
心の底からうちとけて交わる様子を意味する言葉ですね。


肝は、目に開竅する。
このことは、第10章「九つの竅」で、お話しいたしました。


肝は、筋を司る。
筋というのは、筋肉と腱(筋肉が骨・間接に接続する部分)を意味し
肝の陰血が充実し、筋を滋養することが出来れば、関節は正常に働きますが
もしも肝血が不足すると、関節の動きが悪くなったり、四肢のひきつけ
筋肉の痙攣などが起こってきます。

ここで!
定番となりつつある 時代劇の設定ですが(^m^*)

旅姿の“くの一”が、道端に座り込み
お目当ての人物が近づいてくるのを見計らって、突然お腹を押さえ
「う~っ!」と苦しんでみせるシーン。。。

ああいう急に起こる痛みを「癪 しゃく」と言うのですが
その痛みに効く薬が「芍薬 しゃくやく」なのですよ。
「立てば芍薬 座れば牡丹」の、あの芍薬です。
漢字が違うというツッコミは、無視します(笑)

肝血を補い、止痛に働く生薬です。

血(栄養)が足りなくて、悲鳴を上げている筋肉に血を送り
緊張をほぐし、痛みをとってやります。

その芍薬を主薬とした「芍薬甘草湯 しゃくやくかんぞうとう」という漢方薬は
首から下の痛み、筋肉痛には、驚くほどの効き目を現します。
こむらがえりの特効薬でもあり、また 女性の生理痛にも有効です。


まだまだ続く 「肝」にリンクするものの話し。
今回は、この辺で お茶にいたしましょう♪ ( *^)_旦~~

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<芍薬甘草湯>
実は先日、私もお世話になったばかりです。
福山のばら祭では、ほとんど立ちっ放しで、おまけに
段取りの悪さから、日頃考えられない程の長い距離を歩きまわり(;_;)

このままゆくとひどい筋肉痛は必至!

そこで、迷わず服用したのが、「芍薬甘草湯」です。
おかげで、翌日も、翌々日も、わずかな疲労感を残しただけで
心配した筋肉痛は、全く感じずに済みました (*^-^*)

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by kanpoaroma | 2007-05-25 16:51 | 漢方
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