心の動きと体

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          【 なるほど!漢方講座 】  

           2.心の動きと体

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最近では、「心身症」という言葉が 一般にも知られ
ストレスが体に与える影響についても、理解が得られるようになりましたが

漢方では、昔から 心理状態が体に与える影響に着目し
病気の原因は、外から来るものだけでは無く、内面の感情もまた
度が過ぎると、五臓を傷める病因となることが、指摘されています。

しかも、その感情の種類によって 対応する臓も違ってくるのです。


例えば
■恐怖は、「腎」を傷めます。(恐れると気は下がる。)

だからヒトは、恐怖のあまり 失禁したり
若かりし頃の徳川家康が、武田軍との三方ヶ原の戦いから逃げ帰った時に
馬上で脱糞したというのは、有名なエピソードですよね。



こんな風に
度が過ぎると病気の原因ともなってしまう感情を「七情 しちじょう」と言います。
「喜 怒 思 憂 悲 恐 驚」 などが、それです。



■悲しみ・憂いは、「肺」を傷めます。(悲しめば気は消える。)

ヒトは悲しみにあうと、肺気が衰え 声も低く小さくなります。
胸苦しく 息切れを起こし・・・

昔から 美人薄命として物語に登場するのは
サナトリウムの窓辺に悲しげにたたずむ 色白美人ではなかったでしょうか。


■思い過ぎると「脾」を傷めます。(思い過ぎると気は結ぶ。)

脾とは漢方で、消化器のことを意味するのですが
思い過ぎると、胃が悪くなる というのは、経験者も多いですよね?
食欲不振、軟便、ついには やせ細ってしまったり。。。


■怒りは、「肝」を傷めます。(怒れば気は上る。)

怒り過ぎると、血圧が上がりますよー というイメージ・・・
肝気が上逆してめまいや頭痛を起こし、顔面紅潮、目は充血、激しければ昏倒。


■驚き・喜びは「心」を傷めます。(驚けば気は乱れ、喜べば気は緩む。)

驚かされて、心臓がバクバク! 不安・不眠に陥るのはわかり易いけれど
喜び過ぎも、心を傷めるのです。

集中力を無くし、ひどい時には、そのまま狂ってしまうこともあるのです。
正気を失うほどの喜び! それはまるで魂を売り渡す 悪魔との血の契約?!


ただ、いつもこんなにシンプルに表れるとは限りません。
ヒトの思いは、複雑に絡み合っていることも多いですし
激しい感情は、同時にいくつもの臓に影響を与えるのですから。


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Q&A 前回のメルマガに対する質問にお答えします

:「三焦」って、どこ?
:五臓六腑の中で、この三焦だけは初めて耳にする名前ですよね。
  それもそのはず。解剖学的に、相応する臓器が特定されてないのです。
  でも、そんなことは気にしないでください。
  漢方で言う臓 「脾」「肺」「腎」などにしても
  解剖学的な「脾臓」「肺臓」「腎臓」と同一というわけではありませんから。
  
  場所について説明すると、ちょうど体幹部分にあたります。
  上・中・下の三つに分かれていて
  上焦は胸。中焦は、おヘソまで。下焦は、その下の部分です。
  気(エネルギー)と水(水分・潤い)の通り道と言われています。

  漢方を学ぶのに必要なのは、イメージ力です。(^-^)v



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最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。

★次回は
人間の体・生命は何で出来ている?

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by kanpoaroma | 2007-02-22 11:20 | 漢方
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