冬眠未満 睡眠以上

<グリーンサイエンス研究所 公開講演会 3>

2番目のの演目は
「動物の環境悪化への生理的適応機構」
  - スンクスの日内休眠の特異性 - 
  森田哲夫先生

冬眠未満 睡眠以上
それが、「日内休眠」と呼ばれるもの
厳しい環境下で生きてゆく動物達の 素晴らしいワザなのです!

まずは、冬眠のおさらい
哺乳類や鳥類などの恒温動物の場合です。
厳しい冬を乗り切るための、動物達の越冬戦略として考えられることは?
一つは、その場から立ち去ること。「渡り」「移動」と呼ばれるものです。

もう一つの方法は、その場に留まり・・・
そのまま活動を継続してゆく動物もあれば、冬ごもり=冬眠をする動物もいます。

冬眠中の動物は、ずっとひたすら眠り続けるわけではないのですね。
中途覚醒を繰り返しながら、しだいに低体温・低代謝、より長い眠りへと移ってゆくのです。

冬眠中の最低体温記録というのは、ホッキョクジリスの -2.9℃だそうです。
これは、体温調節機能を放棄しているのはなく、その能力は健在で、
環境温度近くまで下がりながらも、一定の代謝状態は保っているのです。

そう、冬眠とは
低体温・低代謝状態を可逆的に保ちながら、エネルギーを節約し
冬の寒さと食物不足を乗り切り、越冬を成功させるための適応行動なのです。

一方、「日内休眠」と呼ばれるものは
休眠時の体温が10数℃以下になることは稀で、休眠時間も 1.5~22時間 と短く
冬眠は、長くて深い休眠。日内休眠は、短くて浅い休眠。とも表現されます。

では、どんな条件下で日内休眠は起こるのでしょう? 続きは次回。。。


人気ブログランキング に登録しています。
応援クリック よろしく (^-^)/
[PR]
by kanpoaroma | 2006-10-04 16:32 | グリーンサイエンス
<< 生命の営みの妙 日内休眠 緑の香り >>